〜応募
コミュ障オタクがキャバクラで働いたので、経験した出来事や思ったことを書いていくブログ。
無謀なことをする奴もいるなと思うも良し、何らかの事情でキャバクラで働きたいと思ってる方が参考にするも良し、暇潰しにでも読んでください。
この記事では応募に至った経緯を書く。
先に結論を言うと、短期間でまとまったお金が欲しかったから。
私は地方大学の理系学部に通う4年生だった。
就職活動を終え、無事内定をもらって卒業研究をしながら夏休みを迎えた。
この頃になると、公務員以外は大体就活を終えて「久々に遊ぼうか」みたいな話が出てくる。また、卒業式のために袴やドレスも借りたり買ったりしなきゃいけない。
…金、足りなくない?
恵まれたことに、私は奨学金を一切借りずに大学に通わせてもらっていた。両親には本当に感謝しかない。
しかし、大学生の交友費を賄うには仕送りでは到底足りなかった。
仕送り7万円のうち、3万は家賃に(それでも大分安いのだが)、3万弱ほどは光熱費やガス代、食費等の生活費に持っていかれる。残ったお金は最大でも2万弱。数回友人と遊んだり飲み会に出ればすぐに底をつく。
節約を心掛けて弁当を作ったりなどしたが、平日は研究で朝から夜まで大学、休日はデモンストレーターのアルバイト(新商品の紹介をしたりする)で朝から夜まで仕事で、続けるのは難しかった。
増してや私はオタク。しかもいわゆる.5側のオタクだったため、グッズも集めるし現場にも行く。地方から都心の会場に行くために交通費や宿泊料だけで瞬く間に金が溶けていく。
…いや、やっぱり金が足りないな。
ちなみにこれに気付いたのは10月の現場のチケットを取ったあとだった。もちろん行かずに断念するという選択肢は無かった。生粋のオタクにとってオタ活は生命活動そのものと言っても過言ではない。
この先、まだまだ行きたい現場はたっぷりある。
たとえそれを我慢したとしても、卒業式や付き合いで飛んでいくであろう金を考えると、圧倒的に仕送りでは足りない。
ちなみに、私の内定先は東京の会社だ。東京での新生活へのお金も要る。
(主にオタ活のために都心で就活したことは言うまでもない)
そういった経緯で、金を稼ぐ手段を考えた。
それまで私は前述したデモンストレーターのアルバイトをしていた。
このアルバイトは休日が丸々潰れる。また、集客の関係で主に土日祝しか仕事が無い。
そのため、平日は研究、土日祝はアルバイトでもうヘトヘトだった。
また、イベントに行く時は大体土日祝なため、オタ活をする時にはバイトに入る機会を逃す。
研究、アルバイト、オタ活の全てを両立できることが、私のアルバイトに要求する条件だった。
あと自炊するために少し余暇も欲しい。
欲を言えば、日曜朝の時間帯の番組を見たいため、朝に家を出るアルバイトも避けたい。
また、私がしている研究は卒業研究であるため、当然期限もあるしそれなりの成果も求められる。12月までは卒論の大体の枠組みを決めておきたいため、10月や11月からは実験が山積みになることが目に見えていた。
(9月も研究はしていたが、予備実験を一通りすることで精一杯だった。)
そのため、どんなアルバイトでも10月からは控えめにせざるを得ない。
以上から、「少なくとも平日は研究室に立ち寄る時間が持てる」「9月いっぱいである程度の金が稼げる」という条件で、短期アルバイトを探した。
この条件に合うのが、私が住んでる地域ではキャバクラしかなかった。
若干抵抗はあったが、友人がキャバ嬢をやっていた頃もあり、その時に色々と話を聞いていたため、「まぁ短期ならいいかな」というノリで応募メールをポチっとした。
ちなみに、仕事は金を稼ぐための手段としか考えていないため、仕事内容はある程度何があっても我慢できるだろという気分だった。
最悪処女が守られればいいかなと思っていた。
(今考えればキャバクラをどんなところだと思ってるんだというかんじだが、前述した友人がキャバクラで知り合った男にズブズブにハマって処女を捧げたので、漠然とそういう危険を感じていた。)
そういうかんじで、キャバクラに応募メールを送ったのだった。